卵黄の成分と効用
必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を保有する卵の中でも、卵黄はカルシウムや鉄、ビタミンAやDなどの栄養素が豊富に含まれています。
特に卵黄に含まれる『レシチン』という脂質の一種は、人間を含む自然界の動植物すべての細胞中に存在しており、生体膜の主成分となっています。
このレシチンの作用を中心に、卵黄には以下のような効能を期待することができます。
悪玉コレステロールの除去
レシチンは、脳卒中や心筋梗塞などの疾患を起こす原因となる悪玉コレステロールを体内から除去する作用があります。
『卵はコレステロールが高いから摂取は控えなければならない』とよく言われていますが、1日2個程度までなら支障がないほか、卵黄のレシチンにはコレステロール値を下げる働きがあることが確認されています。
脳の働きを活性化する
レシチンは神経伝達物質『アセチルコリン』の原材料となる成分でもあります。
そのため、レシチンは『脳の栄養素』とも呼ばれており、卵黄の摂取により、記憶力の向上や認知症・痴呆症の予防に効果的です。
中性脂肪を溶かす
レシチンは、コレステロールや中性脂肪、脂肪酸などの溶けにくい物質と結合し、それらを溶かす役割があります。
これにより、コレステロールを除去するときに働く酵素の負担を減らし、体の老化を防いでいます。
もちろん、コレステロールや中性脂肪の溶解により、成人病の予防効果を期待することができます。
皮膚の再生を助ける
レシチンには皮膚の再生を助ける作用があり、肌荒れなどのダメージを負った皮膚を修復することができます。
また、細胞賦活作用により、シミやくすみ、シワ、たるみなどの年齢肌トラブルを解消し、健やかで美しい肌を作る手助けを行います。
